猫が吐いた!吐く理由と対策
飼い始めた猫が急に吐いたらびっくりしますよね?実は猫って吐きやすい動物なんです。その理由は様々ですが、大きく分けて、「フード」「毛玉」「誤食や病気」が挙げられます。今回は猫が吐いてしまう理由と、「フード」が原因で吐いてしまう場合の対策をご紹介します。
猫が吐く原因は大きく3つ

猫が吐く原因は大きく分けて以下の3つです。
- フード
- 毛玉
- 異物の誤食や病気
1と2の場合は、猫にはよくあることですので、そこまでの心配は要りませんが、3の場合は早急に獣医師へ相談が必要です。特に、ひも状のものは飲み込むと体内で絡まり排出が難しく手術が必要になる場合もあります。
フード
フードが合わない、フードの早食いや食べすぎが原因で吐いてしまうことがあります。この場合は、フードが胃までたどり着いておらず、食道から消化中や未消化のフードがそのまま吐き戻されることが多いです。
吐いた後は何もなかったかのようにケロッとしています。猫はこの吐き戻しが結構多いため病気ではありませんが、1日に複数回吐いてしまう場合や嘔吐物に血等が混じる場合には獣医師に相談しましょう。
毛玉
猫はグルーミングをして胃の中にたまった毛玉を定期的に吐き出すことがあります。うんちとともに排出されることも多いですが、例えば長毛種や換毛期等で、グルーミングした毛量が多い場合には、吐いて排出する場合もあります。
日々のブラッシングで抜け毛のお手入れをしてあげたり、毛玉ケアのキャットフードを選んであげると吐き出す負担を減らすことができます。
異物の誤食や病気
胃や腸、泌尿器系の病気でも吐いてしまう場合があります。また、猫にとって中毒性のあるもの、例えばネギ類やチョコレート等を食べてしまった場合にも、吐くことがあります。
猫が吐く以外に、元気や食欲の低下、下痢、便秘等ほかの症状が見られる場合には、病院に連れていきましょう。その際には、猫が吐いたものをラップ等で包んでもっていくか、難しい場合はスマホで撮影して、獣医さんに診てもらうようにしましょう。可能であれば吐いた時の動画もあると、なお良いでしょう。
「フード」で吐く場合の対策

猫は様々な理由で吐いてしまいますが、頻度が多いので「フード」にまつわる嘔吐です。猫の吐く回数を減らすためには、対策が必要です。
特に、早食いや食べすぎが原因の場合には、すこし工夫してあげることで、吐く回数が激減した!という話も聞きます。
フードの皿はかがまなくて良い高さに設置
床に近い位置にキャットフードの皿がある場合、猫はフードを食べる時に下を向いて食べることになります。前かがみで食べると喉に詰まらせたり、吐きやすくなるので、猫がかがまずに食べられる高さに皿を置いてあげましょう。
お皿自体を高さがあるものに変更しても良いですし、フードの皿を置く台を使っても良いと思います。
突起がついた皿を使う
早食いをさせないために、突起のついたお皿を使うという方法もあります。フードを入れる部分に3つほど突起が付いており、食べるためには突起を避けるか、手でフードを掻き出す必要があるため、必然的にゆっくり食べることになります。
ゆっくり食べることで、満腹感も得やすくなるため、ダイエットにも向いています。
回数を分けてあげる
早食いを防ぐには、ご飯の回数を分けるのも有効な手段です。例えば、今まで1日2回だったご飯を3回にしたり、本来のフードの量の半分をまずあげて10分後くらいに残りをあげてみたり。
にぶの吐き戻しが多い時に相談したところ、獣医さんにも勧められました。
【ねこ初心者】猫が吐いた!吐く理由と対策 まとめ
猫が吐いてしまうのには様々な理由があります。吐いた時の状態や、吐いた内容物、吐いた後の様子、嘔吐以外に何か症状がないか、飼い主がしっかり気を付けてウォッチするようにしましょう。少しでも不安に感じたら獣医さんに相談してみましょう。